トップ通過の大和笑莉奈、ミケルソンばりのショットで予選突破目指す [リサイクルマンの気になるニュース]



プロ2年目の大和が、会心のゴルフで首位突破を果たした。山形市生まれの20歳は、トリッキーなコースが多い東北地方で育ったこともあってか、アップダウンの厳しい川奈コースを苦にせず、5バーディー、2ボギー。「全体的にショットが乱れることなく、落ち着いてできた」と笑みを浮かべた。

 アルペンの全国大会に出場するほどのスキーの腕前だったが、中学2年の時にけがで断念。「スポーツが好きで、何かをやりたい」と考えているときに、父・雅彦さん(50)の勧めもあってゴルフを始めた。環境の整った東北高(宮城)に進学すると、2学年上には有村智恵、原江里菜がいた。寮で一緒だった有村には厳しく指導されたそうで、「ゴルフに対して真摯(しんし)に取り組む姿勢はすごく勉強になった」と刺激を受けた。

 2008年の1度目のプロテストに落ち「甘くない」と考え直させられた。それまで一日3時間だった練習量を増やした。朝のラウンド後もみっちりと練習を積むよう改めた成果が表れ、「きっちり結果を出さないといけないと、いい経験だった」と振り返る。

 今年のマスターズ・トーナメントを制したフィル・ミケルソン(米国)にあこがれる。「技で見せたい」とショートゲームの練習に力を入れる。ミケルソンばりのショットメークで、目標に掲げる「予選突破」を果たしたい


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